後には自宅謹慎と反省文が待っていました
青春の家出の思い出
高校1年のときに友人から家出をしたいと相談され、
なんとか励ましていたのですが、
とうとう
「もう家から出たいし、ダメなら死にたい」
と言う言葉が出るようになったので、
とても心配になり、私も彼女の家出に付き合うことにしました。
私も一緒に家出をすると伝えると、迷惑をかけるから…と困惑気味でしたが、
私も反抗期でしたので、彼女と一緒なら家出が出来る、
と思ったのも事実で、そう彼女に伝えると
彼女も一人よりは二人のほうが心強いと思ったのか、
私と二人で家出をすることに同意しました。
ありったけの小遣いを持ち、夜中に家を抜け出しました。
夜中なので交通手段は自転車しかありません。
友人と駅で待ち合わせましたが、お金も計画的に使いたいし、
電車も動いてはいないので、二人で自転車での旅が始まりました。
県境の峠道はずっと登り道が続き、
だんだん空が明るくなる中で励ましあいながら自転車を漕ぎました。
ママチャリで50キロほど走り、やっと峠の頂上までたどりつきました。
今頃家では私の家出に気づいた頃かな…と家のことが頭をよぎりました。
峠を降り、隣の県へ入ると、私たちを知る人は誰一人居ないという開放感で、
少しホッとしました。延々と自転車を漕ぎ持ってきたお菓子は食べきってしまい、
お昼はパンを買って食べ、だんだん二人とも無言になり、
夜はどこで寝るのか不安になっていきました。
女二人なので、危ない場所で寝ることはできません。
ちょっと観光地になっている場所だったので旅館に入ることにしました。
旅館では普通にすごしていたのですが、
3日も続けて泊まっているため、女将さんには訳ありだと判ったようで、
さりげなく声をかけられたりし、最終的には家出をしたことを打ち明けました。
女将さんに説得され、二人で家に電話をかけ、親に迎えにきてもらいました。
帰ってから待っていたのは、学校からの注意と自宅謹慎、
1日8時間やらないと終わらない大量の宿題と反省文の提出でした。
2013/10/22 | 家出少女の話
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